海外旅行保険への加入を、ハワイ旅行を想定し、検討してみましょう。
海外旅行保険選びは、補償内容の確認と保険料のバランスが大切です。
ハワイ旅行に必要な補償金額の確認と、お手持ちのクレジットカードでまかなえる補償金額の確認を行い、新たに加入する海外旅行保険の補償金額を決定します。
あとは、それらの条件を満たす海外旅行保険を探し、複数ある場合には保険料と付帯サービスを比較し、決定します。
ハワイ旅行に必要な補償金額
補償額をいくらに設定するか、保険料との比較で決められるかと思います。
在ホノルル日本国総領事館の海外安全対策情報には、被害防止対策として、次のような記載があります。
ハワイ旅行における補償額の目安にしてはいかがでしょうか。
「当地の高額な医療費等も念頭におき、限度額が低いクレジットカードの付帯保険(通例、医療費補償が2~300万円程度までのものが多い。)だけでなく、極力、渡航前に十分な補償額(1千万円程度の医療費はカバーされていることが望ましい。)の正規の海外旅行保険に加入する。旅行日程だけでなく、加入した保険の情報も日本の家族に伝えておく。」
引用:
在ホノルル日本国領事館の海外安全対策情報
https://www.honolulu.us.emb-japan.go.jp/itpr_ja/anzen_kaigai.html
医療費が高額であるハワイへ旅行される場合は、最高額の医療費・緊急移送費をカバーできる保険への加入をおすすめします。
お手持ちのクレジットカードの補償内容を確認
新たに加入する海外旅行保険の補償金額を決定するために、お手持ちのクレジットカードでまかなえる補償金額の確認を行います。
意外と知らない、普段は覚えていない補償金額の確認です。申し込み時に受け取った説明書を確認するか、インターネットでお手元のクレジットカードの契約内容を検索して、補償内容を確認しましょう。
クレジットカードを複数枚保有されている方は、各カードの補償内容を確認しましょう。
死亡・障害は最大補償額が一番高額なクレジットカードの補償が適用され、疾病・傷害では複数のクレジットカードの補償を合算できます。
日本にいる限り使われることのない海外旅行保険がなぜクレジットカードに付いているのでしょうか?
私の考えですが、以前は海外旅行がクレジットカードを所有するきっかけのひとつになっていたからではないでしょうか。
「海外旅行ではクレジットカードでの支払いが便利ですよ」、「海外旅行保険も付いてます」、「クレジットカードを所有して、海外に行きましょう」という顧客に関心を持ってもらうきっかけ作りになっていたのではないかと考えます。
基本的には、クレジットカードの補償金額では、ハワイ旅行にとって十分な補償金額を満たしません。
GAPを埋めるだけでOK
クレジットカードの補償内容と設定目標額とのGAPがある場合には、保険会社が提供する海外旅行保険に加入しましょう。
GAPを埋める条件を満たす海外旅行保険を探していきます。クレジットカードの補償金額以上の単位で商品が提供されていると思いますが必要以上の保険に入ることはありません。
あくまでGAPを埋めるだけでOKです。
海外旅行保険の比較サイトで、日数、人数、目的地を入力し、保険料の安い順で検索を掛けてみましょう。
同一条件の保険が複数ある場合には保険料を比較してみます。
ご自身にとって十分な補償内容と保険料のバランスが大切です。
おわりに
最後までご覧いただきありがとうございます。
海外旅行保険の補償内容を見ていると、事故や病気の際の医療費や移送費が補償されるほか、貴重品の盗難や遺失時の対価、家族の渡航費負担や通訳の手配サービス、緊急キャッシングサービスなども提供されます。
日本では心配にならないような項目がいくつもあります。観光客というだけで海外で犯罪に巻き込まれるリスクが高まっているということですね。
日本の家族には、旅行日程だけでなく、加入した保険の補償内容も伝えておくことをおすすめします。
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