賃貸と所有どちらが良いかを比較!不動産所有のヒント、デメリットと対応策

ハワイの不動産を所有

私自身、これまで5箇所の実家以外の物件(実家のぞく)に住んできました。賃貸アパート1箇所、賃貸マンション4箇所です。実家もアパート1箇所、戸建2箇所に引越したことがあります。

所有を検討したこともあります。内覧に行ったマンションもありますし、新築マンションのモデルルーム見学、収支の説明も受けました。

それでも2020年現在、賃貸のままでいるのは、「不動産価格が高い」のと、「将来自分がどの街に暮らしていたいのか、まだ決められていない」からでした。

自宅は賃貸が良いのか、所有が良いのかを比較したとき、所有が選択されるのは、次の3点いずれかに該当する場合だと考えます。

 01. 将来、売却する時に大きく値段が下がらない物件と出会えている
 02. ずっと住み続けたいと思う物件に出会えている
 03. 35年を超える住宅ローンを組む必要がない程の収入がある

今回は、これら3点のいずれかに該当するためのヒントを私なりに整理していきます。

一つひとつご案内していきます。

将来、売却する時に大きく値段が下がらない物件と出会えている

売却時に大きく値段が下がらない物件は、「住みたい人はたくさんいるが、条件に合致する住宅の供給が少ない場所に立地する物件」です。この条件に合致する物件を言い当てるのは、難易度がとても高いため、様々な情報や意見を収集し、ご判断いただきたいのですが、たとえば、私が2020年8月時点で考えていることを紹介します。

  地方都市の主要駅から近い
  地元で名が通る地元の不動産会社が展開するマンションシリーズ
  たとえば、地元のJリーガーが住むような物件

地元の不動産会社とのパートナー関係を重視します。物件自体は、地元の不動産会社が経営資源を投入して、シリーズ化してるマンションを選びます。自社で開発するマンションは、自然と主要駅の近くが多いのも実態だったりします。

パートナーのサポート体制について、具体例をあげると、街で担当者とすれ違うような顔見知りの感覚で、街のことを良く知っていて、不動産の相談事に乗ってくれる、そして、仕事に誇りを持っているといったところでしょうか。

そのような不動産会社がどの街にもいるのではないかと思います。

シリーズで展開するいずれの物件も好きになれるようなシリーズだと、なお良いです。

ずっと住み続けたいと思う物件に出会えてる

海の見える家。ずっと住み続けたいと思う家

日頃から住みたい家のコンセプトやデザインを考えておくことが、ずっと住み続けたいと思う物件にいつか出会うきっかけになると思います。

  美術館のように天井が高く、外観に重厚感がある
  2階の窓から木が見える
  海が見えて、山も見える
  見晴らしが良い
  浴室に窓がある
  書斎が欲しい
  芝生の庭
  お風呂が広い
  洗濯機は2台(ドラム式と縦型)
  ゲストルームに浴室とトイレがある

こうしたイメージがあると、家だけでなく、周りの環境・雰囲気もあわせて必要となり、どのような街に暮らすのかや働き方のイメージがわいてきます。

また、賃貸が良いのか、購入が良いのかを飛び越えて、ここまでオリジナリティをもたせるのであれば、購入しかないだろうとの結論と、今すぐには無理だな、本業頑張ろうという気持ちになります。

もちろん、01の条件を満たせば、居住にかかる支払いが少なくなるので、所有を選択しながら、ずっと住み続けたいと思う物件を探し続ける選択がベストです。

とんでもない価値の下落があったらどうしようかと思うこともゼロではありませんが、実際に私は私なりに、それをチャレンジしようと検討中です。

35年を超える住宅ローンを組む必要がない程の収入がある

モデルハウス

賃貸なのか所有なのか、この比較の議論のスタートは、所有にした方が「住」にかかる月々の支払いが「少なくなる」です。

2020年10月に今住んでいるマンションの売り情報を不動産パートナーから受け取ったときの話です。

今住んでいるマンションを所有した場合、年間の支払額は、管理費、ローンの支払い、固定資産税を支払った後で、賃料を支払うよりも、約50万円(月額約4万円)少ないようです。それも今よりも上の階の部屋で試算した結果です。

販売金額は2016年の売出し価格2,800万円(税込)に対し、150万円減少の2,650万円(税込)とのことでした。

もし私がこの街を引越さないといけなくなったとしても、貸し出すことができれば、先ほどの試算結果に近い数値が利益として手元に残る可能性があります。

将来、売却した場合に、月額約4万円×購入から住み続けた月数の金額が、価格下落+手数料の金額以内であれば、売却までの期間、今の賃料よりも安く住んでいた計算ができます。

今のマンション、気に入ってはいますが、自分の部屋で嫌なのはベランダからの見晴らしが良くないことと、ベランダ側にしか窓がないので風通しが良くないことの2点です。

いずれも上の階に引越せば解決しますし、ハワイに行くのに固定費を見直そうとしている以上、次に売り情報が出たら、購入の手続きを進めることを判断しています。

所有のデメリットと対応策

青空とマンションのバルコニー

賃貸から所有に切り替えることの良い部分だけでなく、デメリットと対応策も捉え、自身を納得させておきます。

所有のデメリット

  仲介手数料、登記費用など購入に伴う諸費用がかかる
  引越費用がかかる
  売却金額が購入金額よりもあまりにも安くなると、賃貸で住んでいた方が年間の支払いは安い
  固定資産税がかかる
  マンションの場合、管理費、修繕積立金が上昇する可能性がある
  売却金額に、購入金額よりも安くなると、賃貸で住んでいた方が年間の支払いは安い
  転勤時に単身赴任か貸し出すか売却するかを選択しなければならない

対応策

  購入にかかる諸費用も含めて賃貸と所有どちらが年間の支払い額を抑えることができるかを確認する
  引越費用も含めて賃貸と所有どちらが年間の支払い額を抑えることができるかを確認する
  売却金額の下落リスクについては、将来売却する場合に、売却金額がいくら以上であれば、賃貸で住んでいるよりも、年間の支払い額が安くなるかを確認する
  固定資産税の支払いも含めて、年間の支払い額を抑えることができるかを確認する
 信頼できる不動産パートナーから情報を得ながら、管理費、修理積立金の上昇予定も含めて、年間の支払い額を抑えることができるかを確認する。修繕積立金は、15年後に2.5倍になることも驚くような話ではありません
 転勤が予想されるのであれば、あらかじめ、家族の状況を踏まえて、単身赴任、貸し出し、売却の方針を家族および不動産パートナーと相談し、購入を検討する

将来、売却することになっても、賃貸することになっても、価額下落リスクや空室リスクがあります。

上記の確認事項や想定事項を考える際にも、不動産パートナーから情報を得て、事前に相談に乗ってもらうことが大切だと考えています。

その対応によっても、信頼できる不動産会社であるかを判断することもできます。

思いっきりの良さではなく、手間ではありますが、複数の視点で検討することが、所有のデメリットを解消するためには必要です。

将来のこと

開放感のある部屋から

私自身、将来は一戸建てを建てたい、設計にもたくさん関われたらと考えています。

今のところ、海の見える緑に囲まれた丘の上が理想です。美術館のような重厚感と開放感もコンセプトにあがります。

老後の生活もイメージしながら、それがどの街になるのか、今から楽しみです。

おわりに

賃貸でも購入でも、大切なのは、騙されないこと、物件を自分の目で見るために足を運ぶこと、時間が許す限りは情報収集を行うことだと考えています。

最後に所有のメリットを実現させた友人のエピソードを紹介します。

私の周りにも、20年間住み続けたマンションが購入価額からわずか400万円の減額で売却できた方がいます。家賃月額1.6万円(400万円÷20年間÷12ヶ月)だったということですね。貯まっていたお金で、新築のタワーマンションの1室を終の住処として購入、さらに賃貸用にもう1室購入していました。
うらやましくも思う成果のヒントは、主要駅の近くだったことのようです。新築のタワーマンションは、さらに主要駅に近付けて、ロータリーを挟んで目の前です。
引用:生活費節約・見直し術16選!こうしてハワイ旅行資金を貯めてます

今回の記事が皆さまの賃貸と所有を判断する際のヒントになれましたら幸いです。

ファイナンス教室は、好きなときに好きなハワイへ行けるようになれればと、その方法を考え始めた教室です。ハワイ情報もぜひご覧になってください。

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